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子宮頸がん予防のために知ってほしいこと

子宮頸がんの原因

子宮頸がんには、ヒトパピローマウイルス(HPV)への感染が密接に関与していることが知られています。HPVには、100種類以上の異なる型がありますが、その大部分は、がんに関与していません。約15種類の高リスク型と呼ばれるHPVが、子宮頸部異常あるいはがんを引き起こす可能性があります。子宮頸がんの症例の60%以上は、HPV-16型とHPV-18型という2種類の型が原因とされ、得に危険性の高いHPVです。子宮頸がん患者の99%からは、これら高リスク型のHPVが見つかっています。

ヒトパピローマウイルス(HPV)とはなんですか?

ヒトパピローマウイルス(HPV)は、どこにでも発見されるありふれたウイルスで、性的に活動的な人の少なくとも80%以上が、一生のうちのどこかの時点でHPVに感染すると言われており、がんや陰部疣贅(ゆうぜい)(いぼ)を引き起こすことがあります。HPVは、性的接触を通じて広がります。また、HPVは、女性の子宮頸がんの主な原因であり、子宮頸がんの他にも、男性・女性の両方における数種類のがんと関連があります。HPV感染の有無については、HPV検査によって確認できます。

ヒトパピローマウイルス(HPV)は治療できるのですか?

HPVの治療法はありません。しかし、HPVに感染していない状態であれば、ワクチン接種により高リスク型の感染を防げることがわかっています。さらに、定期的な細胞診検査により子宮頸がんの発症を早期発見することが可能となります。

子宮頸がんの種類

子宮頸部とは、膣から子宮へと続く狭い開口部のことです。肉眼視可能な部分、「子宮頸膣部」(膣に突き出した子宮の一部)は通常、健康的なピンク色をしていて、扁平上皮細胞と呼ばれる平らで薄い細胞でおおわれています。「子宮頸部」あるいは頸管は、円柱細胞という異なる細胞からできています。これらの細胞が接している部分は「移行帯」(Tゾーン)と呼ばれており、異常なあるいは前がん状態の細胞が発生する場所です。ほとんどの子宮頸がん(80~90%)は、扁平上皮細胞がんです。子宮頸がんの中で2番目に多いがんは腺がんで、残る10~20%がこれにあたります。腺がんは、子宮頸部で粘液を作り出す組織、腺に発生します。扁平上皮細胞がんよりも数は少ないですが、腺がんの症例は特に若い女性の間で増えてきています。

子宮頸がんになりやすい年齢

子宮頸がんと診断された女性の半分が35歳から55歳です。20歳以下にはほとんど見られず、25歳以降増加し、65歳以上がおよそ20%を占めています。このため、少なくとも70歳までは子宮頸がんスクリーニング(診断)を受けることが大切です。

子宮頸がんから身を守る

子宮頸がんは、現在がんの中で最も予防可能ながんです。HPVワクチン接種と 定期的な検診受診が、子宮頸がんを予防するための最良の方法です。よく知っておくべきことは、子宮頸がんは発症するまでに何年もかかるということです。定期的な細胞診検査を受けることによって、がんになる前の段階で発見することができ、子宮頸がんを予防することができます。

子宮頸がんの検出

前がん状態の細胞やがん細胞が存在するかどうかを確かめる最善の方法は、細胞診検査です。

細胞診検査

細胞診検査によって 、前がん状態の細胞、あるいはがん細胞を発見することができます。細胞診検査に加えて、HPV検査を受けることも勧められることもあります。

液状処理細胞診検査

液状処理細胞診検査では、スライド上で細胞を塗布するかわりに、採取された細胞は保存液の入ったボトルに入れられ、検査室に送られます。この技術では、スライド上の血液、粘液、炎症細胞といった、検体に混在する不要な物質は取り除かれ、採取された細胞はスライド上に細胞の薄い層を作るように固定され、細胞検査士によって顕微鏡で検査が行われます。

ヒトパピローマウイルス(HPV)遺伝子検査

HPV検査では、前がん状態の細胞あるいはがん細胞の存在はわかりませんHPV検査は、約15種類の高リスク型HPVのいずれかに感染しているかどうかを判定するものです。この検査では、新たな感染なのか、あるいは以前からの持続感染なのかは分かりませんが、適切な経過観察や子宮頸がんスクリーニング(診断)の間隔を決める上で役立ちます。

総合的な予防は可能ですか?

はい。総合的な子宮頸がん予防には、現在利用できる最も進んだ3つの検査、(1)HPV感染の予防(HPVワクチン接種)、 (2) 子宮頸部の前がん状態の細胞またはがん細胞の早期発見(細胞診)(3) HPV感染の早期発見(HPV検査)、を受けることが必要です

現時点では、HPVワクチンは潜在的な子宮頸がんを60~70%しか予防できません。ですから、HPV/子宮頸がんのワクチンを接種していたとしても、細胞診検査による定期的な子宮頸がんスクリーニングを受け続けることと、勧められたときにHPV検査を受けることが必要です

基本的な推奨事項は、

  1. 早期(11歳~14歳)に、ワクチン接種を受けること
  2. 20歳から、1-2年毎に細胞診検査を受けること
  3. 30歳から、勧められたときにHPV検査を受けること


監修:財団法人 東京都予防医学協会 検査研究センター長
長谷川 壽彦 先生